お母様を送った阿川佐和子さん

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冠婚葬祭

阿川佐和子さん

エッセイストの阿川佐和子さん。ここ最近ではご両親の介護のことでの記事を見かけることが多いので親近感を持っていました。
お父様の阿川弘之氏は数年前にお亡くなりになり、そのお父様の介護のお話も雑誌やネットで読みました。
その後、お一人暮らしになった認知症のお母様の介護をされていたようです。以前住み込みで阿川家のお手伝いをしていた女性の申し出があり、その方と週末は兄弟で交代しながら実家に泊まるようにしたり、介護サービスも取り入れて在宅介護を続けてこられたそうです。
お母様はその後自宅での生活は難しくなっていき、お父様が晩年過ごした同じ介護型老人病院に入院し、新型コロナウイルスの感染が深刻化していく中、お亡くなりになったそうです。
お母様は病院にいる間に軽い脳梗塞になり、徐々に体力が弱っていったそうですが、コロナ禍のせいで面会も儘ならなかったのは大変だったと思います。倒れたご本人が一番辛いのだけれど、やはりこのよう状況で家族の気持ちを考えるとかなりの心労があったと想像します。
離れて暮らすgogo家の両親はいつもと変わらずに元気に過ごしているとしても、それでもコロナ禍のせいで自由に会うことができない思いとストレスは相当なのです。ましてや病気療養中の親のお見舞いにも行けないのは本当にお辛かったと思います。
療養が続く中でお見舞いはリモート面会が可能になり、海外にいるご兄弟も遠くからお母様との面会はでき、ご臨終にもリモートで立ち合いができたのだそうです。

リモート葬は新しいスタイル

残念ながらお母様はお亡くなりになったのですが・・・
現実的にはコロナ禍での葬儀も考えなければなりません。

今のコロナ禍での葬儀はほとんどが最少人数の家族葬などで執り行う場合が多いそうです。
阿川佐和子さんもできるだけ少人数でお母様をお送りすることにし、パソコンを用意してお寺から葬儀を中継することにしたそうです。今は帰国者は2週間の自宅待機があるので帰国しても葬儀への参列は難しい状況です。
リモート葬にすれば海外にいるご親族も画面越しで参列ができます。
お寺での参列者と同じように喪服を着て数珠を用意し、遠く離れた海の向こうから出棺までしっかり見届けることができたそうです。

今はコロナ禍の特別な形としてのリモート葬として考えている気がしていますが、これからの高齢社会ではこのようなリモート葬も主流の一つになるかもしれません。
高齢で足腰が弱くなるとずっと長い時間同じ体制でじっとしているのは体力も使うし容易なことではありません。葬儀に参列するということは、ご高齢の方にとってははかなり大がかりなことだと思います。その点でもリモート葬なら離れたとことから参列もできますし、落ち着いてお別れできるのではないでしょうか。
特に今年の夏は猛暑とマスクで熱中症のリスクもかなり心配な夏でした。リモート葬だったら暑さとか寒さとか、雨なども気にしなくていいのです。
もちろんネット環境などのクリアすべきことはありますが、リモート葬はこれからのスタイルとして定着しそうな気がします。

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