高齢者の足腰はすぐ弱る
珍しく親戚からのLINE。
何だろう、お歳暮何がいいって話?と軽い気持ちで見たら、ちょっとびっくりしました。
70歳になったばかりの父の従弟が骨折したという連絡だったのです。
その親戚はしばらく病気療養中と話には聞いていたのですが、退院していつもの生活に戻ったのは半年前。経過も順調と知らされていたので、特に心配なこともないと思っていたのですが・・・
結構スポーツマンでゴルフやウィーキングも嗜んでいた彼。病気で入院する前も70歳よりは若々しく見えていたし、かなりアクティブなシニアといった印象。
彼の奥様からのLINEでは、玄関で転んで肘を骨折したとの知らせでした。何でも玄関の段差につまづいてしまったということで、手すりもなく、転倒した時に手でかばったそうです。
コロナ禍でもあり自宅に戻ってきて以来、あまり外にでることもなくなり、すっかり動かなくなってしまったらしいのです。家でも今までは自分で取りにいった冷蔵庫の飲料水など、全部家族に頼んでしまっているそうで・・・
動かないことで足腰が弱ってきているのかもしれません。
まだまだ手すりとは縁遠いと思っていたそうですが、転倒したことにすごいショックを受けているとか・・・
しばらくは固定して骨がくっつくのを待っているそうで、後々リハビリが必要だそうです。
結構大柄な彼を華奢な奥様が介助することもあるそうなので、奥様の方も想定外の事態に鬱々としている様子が送信れてきました。
転倒して寄りによってよりによって利き手の右腕が骨折するとは、周りのサポートも必要なわけです。
足腰が弱るってあっという間かも
長い距離が歩けなくなったり、階段を上り下りが大変になってきたり、ちょっとした段差につまずいたりすると、足腰が弱くなったという表現になります。
gogo家の両親が自宅に住んでいて私が丁度見守り帰省していた時です。2人同時に風邪で寝込んだことがありました。4日程だったでしょうか。
その時の主治医には80代なので風邪は完治しても、足腰の衰えがあるかもしれないと言われました。当時は80代前半。要支援1。足腰の衰えと聞いてもまだぴんときませんでした。たった4日でそんなに変わるものかと軽く考えていたので、主治医に言われたこともあまり気にしていませんでしたが・・・
熱も下がり、2階の寝室から1階のリビングへ行こうと階段を下りる時に主治医が言っていたことを思い出しました。手すりの握り方が今までと違っていたし、一段一段降りるのにかなり時間がかかるようになっていました。これはちょっと下まで降りれないかもしれない・・・血の気が引いたのを覚えています。このまま階段が降りれなくなったらどうしよう・・・半信半疑で両親の様子を見ていましたが、二人とも下まで降りるという意思が強かったので、時間はかかりましたが下まで頑張って降りていきました。
廊下は手すりに摑まって心配ないくらい歩けました。念のため階段を上るのはどうかと思い昼食後にトライしてもらいました。上りは下りよりはスムーズに足が動いていました。階段は上りより下りの方が難しいし危ないのですね。
当時は二人ともデイサービスに通っていたので、デイサービスでも歩行訓練もしてくれるというのでありがたかったです。お陰で少しづつ元の足取りに戻ってきたのでほっとしました。
この時は高齢者の足腰は短期間であっという間に弱ることを実感しました。風邪を引くのも足腰の衰えに関わってくることだと・・・高齢者の二人暮らしには本当にいろいろ気をつけることがあるんだと思い知らされたきっかけでもありました。