怒る父との会話
いやいやびっくりした。
父から珍しく電話があった。父が連絡してくるのは何か頼みたい時と、娘にムカついている時。
電話が鳴って何だろう?とすぐに電話にでた。
なんで通院についてくる?しゃしゃり出るんじゃない(怒)
何にでも口出すんじゃない(怒)

・・・?
通院の付き添いは結構しなくて結構(怒)

えっ?地元のコロナ感染者もずっとゼロで付き添いできるって。久しぶりに先生のお話も聞きたいし・・・
余計なことするな(怒)
言いたいことを言い終わって電話は切れた。
とにかく血圧は上昇したに違いない。入れ歯も外れる程の勢い。
これ以上何を言っても大声で怒鳴るだけだし、父の言う通りにした方が賢明と思い、電話の後すぐに施設に連絡して、通院のアテンドもいつも通りにスタッフさんへお願いした。
父の通院の付き添いに行こうと思い、施設にも連絡したのに・・・施設の方も変更の手配をすることになって、お手数をかけてしまった。
なぜ嫌なの?娘の付き添い・・・
日頃は離れて暮らしている親。施設で暮らしていてもコロナ禍以前は毎月帰省して会いに行っていた。
帰省と通院の予定がなかなか合わなくて施設のスタッフさんにアテンドしてもらうことは多かった。コロナ禍になってからは家族の付き添いは自粛するようにとのお願いもあった。
父が施設のスタッフさんを信頼していることは安心できるけど、娘のアテンドを頑なに断られるというか、嫌がられるのは正直淋しいと感じる。
どうして娘の付き添いが嫌なんだろうと考えたけどわからない。施設のスタッフさんに聞いても同じだった。いつもと違うのが嫌なんだろうか?
確かに父はお酒の銘柄から入れ歯洗浄タブレット、リハパンまでいつもと同じじゃないと機嫌が悪くなる。
そういえばお中元、お歳暮も毎年同じ品を選ぶようにと母に言っていた。
性格?一種のルーティン?同じものだから用意する方も楽なんだけど、いつものがない時は困った。
なかなか頑固というか、良かれと思ったとしても余計なことはしないことだ。
親の事を思い、娘としていろいろ考えている。でも、これが本人にとって嬉しいこととは限らない。
親の心子知らずとは言うけど、子の心親知らずってこともある・・・
年々頑固さに磨きのかかるアラ90父・・・次の電話は何だろう・・・・