コロナ禍の失業とポストコロナ
コロナ禍の失業の話は度々ニュースなどで取り上げられている。
10万人を超える失業者はハローワークの調査によるものらしいから、実際はもっといるのかもしれない。
コロナ禍になってからの生活が変わったことでいろいろと影響を受ける業界は想像できる。就業している人数が多い製造業や小売り業、飲食業。そして旅行業界などが打撃を受けているようだ。このような状況が続けば失業者は更に増えるだろうし、「まん延防止等重点措置」が適用された都道府県もあることから雇用状況は増々悪くなっていくように考えてしまう。
また、企業の業績によっては失業ではないけど、今までと全く違う業界へ出向させるような場合もあるようだ。今までのスキルを活かせる職種でも希望しているものと違っていれば無理やり転職させたらたようなもの・・・一時凌ぎなら受け入れられるかもしれないけど、ずっと元に戻れないとしたら考えてしまうだろう。
日常が戻った時はまた元に戻れるのか・・・コロナ禍を経て変わらなければいけない事もあるだろうし・・・コロナ禍の今からポストコロナへの変換作業も必要なのかもしれない。
コロナ禍で失業したらどうぞ介護職に・・・
コロナ禍で失業した場合は「できる限り介護分野へ参入してもらえるよう、様々なメニューや仕組みを進めていきたい」と意欲をみせた菅総理。
単純に介護業界の人材が大幅に足りていないことからの施策なのかもしれない。
新たに介護職に就く未経験者には1人あたり20万円までの貸し付け可能で、その返済は2年間従事していれば全額免除されるという。
確かに介護業界の人材不足には2025年問題があり、35万人超人材不足になると言われている。それだけ人材を呼び込む必要がある状況ということだ。
ただちょっとそれにはどうかと思っていて・・・今、コロナ禍以前からもずっと長く介護職で働いている人たちに失礼な気がしないでもない。介護職に就いている人たちは志を高く持ち、コロナ禍でも感染予防の最前線で日々頑張っていると思う。「ちょっとお得ですよ」と言って招き入れられるような誰にでもできる仕事ではないと思う。失業したからと言って誰でも簡単に目指せるものではないはずだ。向き不向きがははっきり分かれる職種だと思うし、適正な人材が集まればそれは大変有効だとは思うけど・・・
これもポストコロナを見据えてのことなのか・・・