冬の遠距離介護
11月に入りました。
昔住んでいたドイツでも地域によってはロックダウンが始まったようです。
フランス、イギリスは全土ロックダウン。ヨーロッパは11月になるとぐっと寒さが厳しくなります。
やはり新型コロナウイルスは寒さと乾燥で活発化するのでしょうか。日本とヨーロッパはは感染者のケタも違いますが、日本も増加傾向にあると報道されています。
寒さという点では北海道の感染者が増加傾向のようです。専門家の先生方も寒くなると心配だと発言されていました。寒くなると換気しづらくなるという点でも感染が広まる原因となるのだとか。
実家のある山形県も朝晩はそろそろ暖房が必要な頃です。いくら家の中が温かくても、いくら車で移動しても外気温度の寒いのは変わりません。寒さは本当に苦手です。
寒い上に雪が降るので、実家への移動の際の飛行機も遅れたり、運休になったり、途中で羽田へ引き返すこともあります。冬の遠距離介護にとっては移動手段がネックになることも多々ありました。
ある程度時間の都合がつく私は天気予報をチェックしながら準備もできますが、仕事をしながらの遠距離介護というのはなかなかそういうわけにはいきません。
両親が老人ホームに入居してからはの冬の帰省は年末からお正月に少し長めに帰省して、2、3月は天気次第という感じです。その間は実家はずっと空家になります。一番心配なのは寒波や大雪などの天候による被害かもしれません。
お正月を実家で過ごして戻る際は、必ず水道の水抜きをするようにしています。そうしないとマイナス4℃以下になった場合は水道管が凍結することもあるので厄介なことになります。
お一人暮らしの母親の遠距離介護をしている同級生は2月の帰省の際、うっかり水抜きしないで戻ってしまいました。丁度マイナス6℃にもなる大寒波がやってきて・・・
案の定水道管が破裂してご近所さんが気づいて大騒ぎになったそうです。
幸い彼女の母親は一番寒い2月だけは施設にロングスティしていたそうなので、その場にはいなかったそうですが、キッチンに水が漏れて改修したりと相当大変だったようです。
冬の遠距離介護は実家の家回りや、移動のことなど心配事が増えるので落ち着かなかった事が思い出されます。
コロナ禍のこの冬
寒くなるだけでも大変なのに、加えて今年から来年にかけての冬は新型コロナウィスル感染の心配もあります。インフルエンザの心配もです。
今年の2月、3月はすでに経験はしていますが。コロナ禍での長い冬は初めてのこと。
ヨーロッパの今の感染状況からしても。寒さにはかなり気を付けて感染予防しないといけない気がします。
お正月の帰省などを集中させない為に、休暇も分散化にという報道がありましたが・・・
そもそも帰省などは可能なのかどうかもかなり疑問に思います。お盆休み以上にリスクが高いのではとも。
withコロナでの生活は理解しているのですが、どこまで共存が可能なのかもまだよくわかっていないのが本当のところではないでしょうか。
冬が近づくと風邪薬のCMを見る回数も増えます。寒くなるだけで風邪をひく確率も高くなります。風邪をひく人が多くなれば発熱してクリニックや病院へ行く人も増えるということ。発熱症状があると、もしかしてコロナかも?と心配する人も増えるはずです。
冬に備えた検査や入院病床の拡充などは大丈夫なのでしょうか。
年末年始などの帰省のイメージは一体どんな感じになるのでしょう。
この冬は特に遠距離介護をする上での準備は万全にする必要があると思います。
感染者の多い所から感染者の少ない所への移動は神経質になります。今までもそうだったように、地元の人達にしてみたらさらに警戒心を持つようになるはずです。
今はまだ11月に入ったばかりです。今から親御さんのロングステイの準備に入るとか、覚悟を決めて冬場は実家滞在にするとかも選択肢になると思います。
特別なコロナ禍の冬がやって来ます。
私自身も冬の実家滞在を模索しているところです。上手く乗り切れますように。