遠距離介護からの選択肢

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遠距離介護

遠距離の親が自立した生活ができなくなった時を考えたことはありますか?
お一人暮らしでの生活が難しくなったり、家事全般をしていた母親の方が今までしていたことができなくなったり、老々介護生活を送っていたのに介護していた方が動けなくなったり・・・
想像したくないことですが、忘れたころに突然やってくることでもあります。

 

施設への入居

もし遠距離の親が自立した生活が困難な状況になった時、現実的に考えるのが施設への入居だと思います。
私の地元では知り合いの方で寝たきりになった方がいます。その方はご自身の強い希望でそれまで通りに一人での生活を続けているのだと聞かされました。
要介護4で1日中ベッドに寝たきりの状態です。幸い認知症ではないので、自分の意志や希望ははっきり主張できますし、手は今まで通りに機能するので、電話をかけることも問題ないそうです。
毎日の食事、掃除、洗濯、排せつ、入浴などはヘルパーさんにお願いしているそうです。買い物も希望通りにお願い出来ているそうです。通院は訪問で診察してもらうので自宅にいたままでいいそうです。

そんな風に自分一人で介護保険を有効に使って生活している人もいますが、自宅ではない施設へ入居している場合が多いのではないでしょうか。gogo家の両親もそうです。
施設といってもいろいろな選択肢があるので、希望する形態のところがあるといいのですが、その地域によっても違いますし、満室や満床の場合はすぐの入居とはいきません。順番待ちがあるので自分の順番までは待つ必要があります。
順番がくるまではショートステイや小規模多機能型居宅介護の利用で一人暮らしの不安は解消されると思います。

いずれにしても、親の居住地のある施設やその形態、ある程度の空き状況を確認したりすることは必要なことかもしれません。gogo家の場合は有料老人ホームなのですが、予約してから3年程待ちましたので。
それから施設の形態によっては入居にあたってはその人にとって向き、不向きもあると思います。場合によってはケアマネさんを入居する事業所のケアマネさんに変える必要があるかもしれません。介護事業所との長い信頼関係があるのであれば考えることになるでしょう。

ならば遠距離の親を呼び寄せるか

両親だけの生活やお一人暮らしが不安だし、心配になった時のもう一つの選択としては、子の住んでいる家や近くの施設などに呼び寄せることだと思います。

自分の自宅に呼び寄せるということは同居するということ。自身の家族と上手くいくだろうか。環境が変わって大丈夫だろうか.。友人と離れ離れになって寂しくないだろうか。いろいろな不安要素があります。
親の年齢のことを考えると、70、80代から新しい環境に変わることはかなり心配なことだと思います。
一度は埼玉の娘のマンションに娘家族と暮らし始めた親御さんですが、環境に馴染めず、知り合いもいず、引きこもりに。結局元の家に戻ったという話もたまに耳にします。
まずは4、5日から始めて、次に1週間、2週間。1ケ月とすこしづづ日数を増やしていくなどして徐々に環境に慣れていくのが理想的だと思います。ショートスティ感覚で行ったり来たりするも良さそうです。
子が親を同居する目的で呼び寄せるにはある程度計画的に考える必要があるのではないでしょうか。

親を子の近くの施設に呼び寄せるのは、親の希望であればいいと思います。新しい環境で新しい友人と知り合う可能性もありますし、生活を楽しむ余裕がある場合は楽しい生活になるのではないでしょうか。
長年住んでいた地元から環境が変わるということは、言葉の壁などの心配もあるので、そのあたりは個人個人で違うのでしょうが。gogo家の場合は標準語を話すのが苦痛だと言っていたし、施設のスタッフの方との信頼関係に関しても地元の話で分かりあえることがあるかないかでは随分違うのだと思いました。

呼び寄せる場合は同居か施設か、または近くの住居での別居の選択もあると思います。下調べは地元の施設入居と同じように準備は必要なことだと思います。

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