後妻業の女・・・?

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遺産相続

後妻業の女にやられた⁈

先週末に親戚のご長老の叔母様達とランチに行くことに。
80代90代のご意見番が勢ぞろいしてのランチ会。
意外や意外のフレンチのリクエスト。そんなに召し上がらないと決めつけていたけど、まさかのフルコース完食でそれにもびっくり。
それもそのはずで、お話で盛り上がり、テンションかなり高めだったので興奮してお腹が空いたのかもしれないけど、90歳の大叔母様には仕切られっぱなしだった。

ある親戚のお家騒動のお話で、後妻業に財産を丸っとやられた?お話だった。
ちょっと若くてきれいな後妻さんだと、皆口をそろえて後妻業の女と決めつける。たまたま年が若くておきれいで、たまたま後妻にきた先が小金持ちで、たまたまご主人が早く亡くなってしまった場合・・・偶然だと思うけど「後妻業の女」と決めつけられる。
もっとも後妻さんはお付き合いもない外野のことなど気にしていないだろうし、言わせておけばいいといった感じだと思う。

小説やドラマにはあるけど、実際に知っているお家で似たようなことが起きるとざわざわするのはわかるけど「後妻業の女」の話でこんなに盛り上がるとは・・・また大叔母様達の寿命が延びたような気がする。

後妻業の女が来る前は・・・

K子さんの80代のお父様の再婚が決まったのは5年ほど前のこと。高齢の一人暮らしの父親が若い後妻さんを貰うのは多少複雑な気持ちではあるけど、とても嬉しそうだし、楽しそうだし、お一人暮らしよりもずっと安心だとK子さんも喜んでいた。

K子さんのお母様は30年ほど前に亡くなった。
K子さんは大学を卒業した後はカナダに渡り就職。そのままカナダの生活が長く続いていた。お父様もお一人でお淋しかったに違いないし、K子さんも自分のお仕事と生活で実家のことを考える余裕がなかっただろうし、東京に戻ってお父様と一緒に暮らすことは考えられなかったと思う。まだまだ現役でばりばり働いている父親の老後のことなんてゆっくり考えることもないし、なにかきっかけがあれば違うんだろうけど、元気で過ごしているうちは介護なんてことは考えも及ばないことだと思う。

元気でいるうちは親だってマイペースで生活したいし、娘のお世話になることは考えなたこともないだろうし・・・

父親から突然ラブラブ再婚宣言

そんな暮らしが20年ほど続いたころ、K子さんは久しぶりにゆっくり帰国したことがあった。
これからの実家のこととか、自分自身のこととかゆっくり話したかったそうだけど・・・
実家に戻ったら、知らない女性が出てきたそうで・・・年齢はK子さんよりちょっと上かという感じで、お父様とお付き合いしているようには到底見えず・・・

なんとその女性はお父様の彼女さんだったということで、相当驚いたそうだ。
お父様からは「数年前から付き合っていて今は一緒に暮らしていること」「そろそろ籍を入れようと思っていること」を話してくれたそうだ。
お父様は80歳手前で、見かけは若々しく(娘程年の離れた彼女がいるから)以前よりお洒落になったそうで、なによりお父様が幸せそうだったと言っていた・・・

K子さんからすればお相手の方の出身にもに経歴も反対するいい理由が見つからなかったと・・・「父親の介護はしなくて良さそう・・・」と思い、まー父親がそう思うならそれでいいし、お父様には残りの人生を楽しく過ごしてほしいと考えたそうだ。
で、そのお二人はめでたくゴールインした。

3年ほどの結婚生活・・・

結論から言うと結婚生活は3年程。お父様は急死だった。

お父様に近い親戚の口のうるさい叔母様達は「後妻業の女」だとか「悪者の女にやられた」とかもう書き記せないくらい攻撃的に後妻さんのことをを非難している。
というのもお父様が亡くなって2年足らずでこんどは一人娘のK子さんまで急死してしまった。
父親のあとに娘さんまでというのはかなり衝撃的なことだった。
例の外野はますます過激に反応している。
K子さんの資産は後妻さんと養子縁組していないのでまったく相続の対象にはならないし、後妻さんの相続分は特にお父様の遺言書もなかったので法定内の1/2。まったく普通の相続になる。
それでも「後妻業の女」と陰でののしられている後妻さんも気の毒だ・・・

生前K子さんはゆくゆくは父親の介護もしてくれるようだし、父親の再婚はこれで良かったと話していたし、このタイミングは偶然だと普通にそう思っている。
また「後妻業の女」ネタには付き合わされるかもしれないけど、適当にしておこう。

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