台風10号の影響が大変心配です。
先の大雨被害の時もそうですが、今はいつもと全然違うコロナ禍なので、避難する方達のことを思うと他人事とは思えません。
日頃から防災準備とかは一通りのものを備えているとしてもそれだけで万全とは言えません。非常時の準備で必要なものは人によっても違いがあると思うし、何が重要なのかはそれぞれの地域によっても多少変わってくるものでしょう。また、家族構成によってもそれぞれの必要なものがあります。
ニュースなどでよく目にするのが避難する際に大事なものを持ってくるのを忘れてしまったということ。特に夜間の避難という時には慌てて移動することになります。大切にしているものとか、通帳や印鑑とか重要なものはたくさん思いつくのですが、それ以上に自分の親について一番気になったのは入れ歯です。入れ歯の場合は夜間には外してポリデントなどの洗浄剤に浸しておくのが普通です。gogo家の親も2人とも入れ歯なので夜間は歯のない状態でベッドにはいっていました。
もし、そんな夜間に避難なんてことになれば、まずは身の安全を最優先にして行動するので、入れ歯の存在は忘れてしまうような気がします。実際に高齢者は自分の入れ歯を忘れることが多いそうです。
入れ歯は総入れ歯の場合もあれば部分入れ歯もあるでしょう。いづれにしても歯は食べることにおいては大変重要で、虫歯で傷んだり歯茎に問題があったりするとお食事は二の次になってしまいます。
万が一避難生活が一時的でも数日に及んだりしたら、ただでさえいつもの違う簡単なお食事でさえもしっかり噛んで食べれなくなってしまいます。あるはずの歯が1本でもなくなることはかなり影響があり、それは自分自身の健康状態にも悪影響です。
一番理想なのは入れ歯のお世話にならないことだと思います。gogo家の親を見ていても毎日の入れ歯のケアは煩わしそうだし、入れ歯じゃなければどんなにシンプルだったかと思ってしまいます。両親は今は定期的に訪問歯科診療を受けているので入れ歯ながらもしっかり自分の歯で噛んで食べることができています。入残っている自分の歯を維持することが噛む力も安定するそうです。
歯に関しては親を反面教師として自分なりにケアしているつもりです。親の世代では今のようなケアはしていなかっただろうし、歯ブラシや歯みがき粉に関しても今のような用途別の様々は種類もなかったと思います。口腔ケアはそれほど重要視されなかった印象です。
今は歯周病がほかの疾患にも関連していることや、認知症予防になることも知られるようになってきました。50代の私自身も歯科医院にはワンシーズン1度は予約をいれています。絶対入れ歯のお世話にはなりたくないからです。ある程度のことをしていれば虫歯も早期で見つけられるし、歯周病も深刻にならないところで治療できるでしょう。歯はピカピカにホワイトニングが行き届かなくても、自分の歯として使えれるように、日々のケアをきちんとしていきたいと思います。
最後に台風10号も重大な被害がでないことを本当に願っています。