年々ワイルドになっていく実家の庭・・・
先月から何となく実家の庭にスズメバチっぽいのが飛んでいるなーと気になっていた。
私はというと、とにかく虫とカエル、ミミズが苦手で庭には一歩も足を踏み入れることができない。
実家の庭は無駄に広いので隅から隅までパトロールそようとするとかなりの確率でヒキガエルを見かけたり、ミミズを踏んでしまったりと悲劇的な様になる。
両親が実家暮らしの頃は、定期的に造園の職人さんが来て、消毒や剪定や草むしりをしてくれていたが、実家に誰も住まなくなってからは丁度職人さんがご高齢で辞めたこともあり、帰省のタイミングで別のところに頼んでいる。
以前は芝生もきれいで雑草もそんなになくて整然とした美しい日本の庭という感じだった。
今の庭というと年々ワイルドになっていて、ますますカエルなんかは生息しやすい環境になっているのかもしれない。
とにかく土っぽいことが一切苦手なので実家の庭の管理は私の最大のストレスになっていると言ってもいい。両親も一切自分達ではしなかったから、ゆくゆくは一人娘の私が管理を引き継ぐことを少しは想像してほしかったと思う。
怖っ、実家の庭にスズメバチの巣が・・・
先月あたりから遠くからでも何かが飛んでいることに気づく。上の写真の左寄り真ん中あたりの黒っぽいとこが巣のようだ。
暑い盛りはセミが飛んでいてそれも苦手な私は窓越しや二階のベランダから庭の様子をチェックするだけ。アシナガバチっぽいのは時々ベランダで洗濯物をほしていると近寄ってくることがある。最初はアシナガバチかと思っていたけど・・・
お隣さんが「かなり大きいハチがいっぱいいるようだけど、まさか巣があるなんてことはないよね?」と・・・
お隣さんからの方がよく見える場所にピラカンサスというとげとげの赤い実がつく木があるんだけど、気になってベランダから見てみた。木がごちゃごちゃしてるので双眼鏡で見てみたら・・・びっくり・・・とにかく大きなタチがブンブン飛んでいて、なんか黄色っぽい模様が見えた。
ネットで検索したらキイロスズメバチっぽい。で、巣があるっぽい・・・とはいっても自分で確認する勇気もなく・・・地元のスズメバチ駆除の業者にすぐ連絡してみた。
素人が近寄れるものじゃないので、とりあえず見にきてくれるとのこと。昼はスズメバチは活動している為、暗くなってから見に来てくれることになった。

実家の庭のスズメバチの巣を駆除する
連絡したその日の夜7時過ぎにスズメバチ駆除の業者がやって来た。完全防備で赤外線の懐中電灯も用意して例のピラカンサスの様子を見てくれた。
やはり、ハチの巣はあった。それもかなり大きく、ハチはハチでもキイロスズメバチのようだと・・・
子供の頭ほどの大きさらしい。
そんな大きい巣に気が付かなかったとは・・・ピラカンサスの木は複雑に枝が出ていてかなり見えづらいところに巣があったようだ。これもきちんと剪定してないのが原因かもしれない。選定してスッキリしていたら巣を作る環境にはならなかったかもと思った。
スズメバチ駆除の料金は巣がある場所と大きさなどで違うらしい。とりあえず見積もりを出してもらって、相場料金だったしすぐにお願いした。

そして翌日の夜7時過ぎから駆除が始まった。危険なので家の中で待つように言われ、窓から様子を見守った。業者さんは一人。防護服を身に着けて、キイロスズメバチに気づかれないように赤外線ランプを用意していた。
最初にスプレーを噴射して、その後に巣を取り除いて袋に詰めて密封していたようだった。
駆除した巣は気持ち悪いもので、写真には納めていない。幼虫が沢山いたんだけど、秋口に女王バチが産卵するらしく、それを働きバチが守ろうとして活動が活発化するんだとか・・・

そういえばお昼の情報番組でもスズメバチの特集をしていた。やはりそういう時期なんだね・・・
とにかく自分では駆除できないらしいので、すぐ業者に依頼した方が良さそうだ。
今回は長期滞在していたから自分でなんとか業者さんに頼めたけど、もし実家にいなかったらと思うと冷っとする。実家のキバナスズメバチのせいで誰かが刺されてとんでもないことになったら本当に恐ろしい。
国内ではこの10年間で167人がハチに刺されて亡くなっているんだとか・・・
いやはや肝を冷やした出来事だった。
大事なことを忘れてました。スズメバチの巣のパトロールをする時は必ず黒い服装以外で参戦するのが鉄則だそう。黒いTシャツだと襲われる確率が高いそう・・・怖っ!!