高齢者の冬の骨折

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骨折・大腿骨骨折

雪道での転倒

今日は地元でも風雪と低温の注意報が出ています。
地元の友人からのLINEでホワイトアウトのような画像が送られてきて不安になりました。
高齢になってくると情報に対して鈍感になる傾向があると思います。テレビはつけていても肝心なところを見逃すと重要な今のニュースを知らずにいることもあるでしょう。その日の天候状況を何も知らずに車で通院や買物に出かけたりすることもあるはずです。

gogo家の母は毎日買物に行くのが日課でそれが老化防止の一つだと考えていたようです。
すごい吹雪の日も低温で雪道が凍結していても、ガレージまでは雪に降られることなく玄関からすぐいけます。車に乗ってしまえばこっちのもの的な安心感があったのだと思います。実家は市の中心にあり道路は融雪用の水がでる消雪道路になっているので雪国にしては便利な立地です。
家の周りを見る限り、車に乗って出かけることを躊躇するような理由は見当たりません。

注意が必要なのは、スーパーなどの出先でのこと。スーパーのパーキングからお店の中までは雪が残っている場合も多く、氷点下の火は凍結しています。母もそうでしたが車から外に出る際に転倒してしまうケースは多いと聞きます。凍結していなければ安全なのですが、凍結していると転倒した場所自体が固く凍っているので、若い人でも骨折してしまうことが多いそうです。
特に雪国の場合は歩く人よりも車からお店やクリニックなどの中に向かう途中での転倒に気を付けなければならないと思います。

家の中での転倒

高齢者が転倒するのは家の外に出かけている時よりも、家の中が一番多いと言われています。

冬に家の中で転倒してしまうのはどうしてでしょうか。寒い時期に家の中で転倒して骨折したという話は身近にも少なくありません。

お布団から起きる際にタオルケットに足が絡まってしまった。
トイレに行こうとしてスリッパをはこうとしたらバランスを崩してしまった。
ズボンをはこうとしてバランスを崩した。
靴下をはこうとしたが足が上手く上がらなくて、引っかかってしまった。

寒い冬・・・お布団もしっかり掛けているし、暖かい素材は滑りがよくないように思います。
また、スリッパもないと足が冷たいし、暖かい時期ならはかなかても済むのがそういうわけにはいきません。洋服も重ね着などで夏のように簡単に脱ぎ着するようにはならないことがあります。
夏のようにゆったりした風通しの良い身なりはしません。どうしても身動きが取りづらく、シンプルにズボンをするっとはける感じではないと思います。

gogo家の母も習慣なのか重ね着をたくさんしていました。今は薄くて暖かい機能性下着というのもあるので、以前よりは少ない枚数でも暖かいと思うのですが・・・

日常生活のなんて事のない場面で転倒は起きると思います。
今年は新型コロナウイルスの感染予防も加わり、気の抜けない冬になっているのではないでしょうか。

とにかく転倒しないこと

高齢者が転倒するということは、骨折する可能性がとても高いということです。
高齢になると骨が脆くなるというのは周知の事実です。ちょっとしたことで骨折するリスクは高いのだと思います。骨折自体は入院して治療し、そして時間が経てば治ることが多いと思います。しかし、高齢者が骨折してある程度の期間入院するということは退院後の日常生活にとってハイリスクなことだと思います。

まず、入院中に安静にしている間は筋力が落ちてしまいます。1週間、いや2、3日でも寝込んでしまうと脚に力が入らなくなり、歩けなくなることもあります。
それだけではなく、認知機能にも影響が出てくる場合も多いようです。
母が大腿骨を骨折してリハビリをしていた病院では、転倒して骨折する前は何でも自分でできていたのが、着替えることも、食事をすることも全くできなくなった方もいました。
母の場合も多少の変化はありましたが、着替えも食事も入院前と同じくできました。個人差はあるものの、高齢者にとっての長期入院は何かしらの影響があるのだと思います。

骨折して入院するのはケース次第ですが、手術をして2~3週間以上。その後リハビリの為の転院で1~3ヶ月。高齢者の場合は身体と日常生活のリハビリが必要になるので、更にリハビリの為の入院が必要になるようです。
リハビリ次第で元のように自宅で生活できるようになる場合もあれば、どうしても自立は難しくなることもあります。その場合は入院中に介護認定を受けて、場合によってはそのまま施設での生活になることもあるようです。

とにかく転倒しないこと。それが大事なのです。
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