親がスマホって?
コロナ禍というのはスマホに切り替えるきっかけになっているのかもしれません。
コロナ禍になり、遠距離でも近距離でも気軽に親に会えなくなると、スマホの便利さに感じる人が増えてきたのでたのではないでしょうか。
gogo家の両親はガラケーのサポートが終了してもスマホへの買い替えはせず、長年慣れ親しんだガラケーを使っています。この機会にサポートもなくなったことだし、いよいよ両親もスマホデビューかと思ってはみましたが、よーく考えてみると現実には難しいということがいろいろ思い浮かんできました。
スマホとガラケーの違いは何といっても操作。スマホはディスプレイをタップ、クリック、スワイプでの操作に対しガラケーはkeyでの操作。
随分前にダイヤル式の電話機からプッシュフォン電話機に変わった時期がありました。それも大きな変化だったと思うのですが、祖母や大叔母らが戸惑っていたのを覚えています。
スマホになると同じようにガラっと扱い方が変わってきます。形も違えば数字のkeyも見当たらない。長方形の薄っぺらいやつ・・・見た目もガラケーとは全く違うものです。
私もスマホに買い替えた時、タップに慣れるのに時間がかかりました。買い換えたことを一瞬だけ後悔しました。今はもう慣れたのでスマホのない生活は考えられませんが、ガラケーからスマホに変えた直後は大変だったと思っています。
ガラケーを知らない世代にとっては理解できないことかもしれませんが、これを高齢者が使えるようになるのは大変難儀なことだと思います。
gogo家の父はパソコンを始めた時、ストレスで帯状疱疹になってしまいました。新しいことを始めるのは相当神経を使います。日常的に使いこなすのを迫られることは相当厳しいことだと思います。
親がガラケーからスマホに買い替えるタイミングは早ければ早いほうがいい思います。
親がスマホって無理かもしれないし、場合によっては難なくこなせるかもしれない。これは実際使ってみないとわかりません。
gogo家の両親があと10年若かったら・・・一か八かトライできたかもしれないですね。
親世代にスマホは猫に小判か?
スマホはとっても便利だし、今や出かける時はお財布忘れてもスマホだけは忘れないようにしている人は増えているように感じています。
義母は80歳、叔母はなんと90歳でスマホに買い替えました。2人ともパソコンは60代から始めて、メールはもちろん通販などでも利用しているようです。ガラケーでもメールは日常的にやり取りしていたようだし、年齢を考えるとかなりできるシニアといった感じです。
スマホに買い替えてすぐに携帯会社の無料講習に通い、あっという間にメールも送ってくるようになっていました。そういう難なくスマホに移行できる高齢者も実際はいるのです。
友人の親御さんは80歳でガラケーからスマホに買い替えたそうです。ガラケーではメールも使いこなしていたようですが、スマホに変わった途端、全くメールが来なくなったと言っていました。それどころか、いつスマホに電話しても電源が入っていない日が続いていたとのこと・・・
同じ都内に住んでいる親御さんのところに、タイミングを見て行ってみたそうです。まずはスマホを一緒に操作することから始めようとしたそうなのですが・・・
スマホは大切に布に包んで引き出しの中に置いてあったそうです。高価なものだし、大事にしないといけないからしまっておいたと・・・
その親御さんは特に認知症でもないし、介護が必要ようなわけでもなく、しっかりお一人暮らしをしている方です。ただスマホを大事なものとして後生大事にしたかったそうです。その後どうなったかは聞いていませんが、物を大事にする世代ならではのエピソードなのかもしれません。
高齢者にスマホと猫に小判・・・ちょっと比べてみてしまいました。