ちょっと多い相次ぐ山岳遭難
今日から6月。梅雨シーズンとはいえ山の季節。
最近、山で遭難というニュースが多い気がする。本格的な登山と言うよりは山菜獲りに行って行方が分からなくという遭難事故。高い山でなく、どちらかと言えば馴染のある低い山での遭難事故が多いそうだ。
昨日も北海道で筍採りにいった高齢者が遭難するというニュースがあった。特に北海道では5月26日だけで5件。今は33人も遭難していて、このうち3人が死亡。3人が未だ行方不明だそうだ。
毎年5月6月の山菜採りシーズンには遭難が多いという。そして、遭難の9割は60歳以上だということだ。
何十年も前の話になるけど、gogo家の知り合いの方も山菜採りに行って行方不明になり、帰らぬ人となった。その方の場合も自宅からそんなに遠くない行き慣れた山だった。毎年採れたての山菜を頂いていたことが今でも忘れられない。
そのようなことがあったので、山は怖いところという印象は何十年も変わっていない。
今はコロナ禍。もしかするとそれが影響しているんだろうか・・・いつもは行かない山菜採りにたまたま行ってしまったとか・・・
山にトライするのなら万全の準備と体制で。大袈裟なほどでいいと思うのだけど・・・
山デビューしたいオバさん
ずっと海派だと思っていた知り合いの75歳ぐらいのオバさん。山に興味があることなんて聞いたこともない。
そんなオバさんが神奈川の山に行くと聞いて驚いた。旅行にも行けないし、近いのに海にも行けないから山に行きたくなったそうだ。山と言っても登山というよりは山菜採りが目的で、何人かのオバさん同士で天候と相談して行く計画だと言っていた。
たぶんコロナ禍でそんなオバさんのような人はいつもよりはいるんじゃないかな?本当に山に興味ががあったらもう少し早いデビューだったはず・・・いつもは車で行動しているようだし、足腰は大丈夫?と心配になってくる。
神奈川県も昨年から山岳遭難者の数がかなり増えているそうだ。しかも60代、70代で半数を占めていると・・・
着々と準備を進めて、必要なもの買い揃えたそうだ。まずはスタイルからなんて呑気になっている場合ではないと思うのだけど・・・
山岳保険ってものがあるんだ!
山デビューを目論んでいるオバさんのことが気になってちょっと調べてみた。
万が一オバさんが遭難してしまったら・・・
山岳救助隊の所有するヘリコプターが使えれば費用負担はないけど、維持費が高額になるヘリコプターを所有する山岳救助隊は少ないらしい。ほとんどの場合は民間の業者に頼む事になるということ。
例えばヘリコプターの捜索の場合は1分1万円で3時間だと180万円。1日で済まなかったらまた更にかかることになる。
山には全く縁のない私。気になって調べてみたら、山岳保険というものがあるらしい。
山岳保険は大きく分けると本格的な登山タイプとハイキングなどの軽登山タイプの二つがあるようだ。契約方法も1日とか数日単位、1ケ月単位、1年単位と選べる。1日単位だと掛け金は数百円。1年だと数千円から1万円ほどのようだ。
保障内容もいろいろあるようなので、オバさんにこういうものがあることは伝えたいと思う。