テレビドラマで描かれた認知症いろいろ

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認知症のこと

1月からのテレビドラマには認知症の登場人物がいた。
皆が同じ症状ではなく、環境も違えば年齢も違っていたんだけど・・・

監察医朝顔 朝顔の父・平

フジテレビ月9のドラマ「朝顔」
主人公朝顔の父の平がアルツハイマー型認知症と診断され、ちょっと切ない場面もあったりして。毎週欠かさずに見ていた。

平は元刑事。実直で誠実な父親という印象。朝顔の母親で平の妻は東日本大震災で行方不明になっている。以後は娘との二人暮らし。朝顔が結婚して子供が生まれてからは4人家族としての生活になった。
3世代同居は理想的な暮らし方だと思っている。こういう家族は昔は多かった思う。gogo家は一時4世代家族だったし、曾祖母や祖母に面倒をみてもらった記憶は残っている。

平に物忘れが始まりは鍵をどこかに忘れたり、約束の日にちを忘れたり、いつも作っている料理の手順を忘れたり・・・自分でも何か変だと気がつき始めた頃はイライラしていたし、そのことで娘と言い争う場面もあった。これって認知症初期のあるあるのような気がした。gogo家の母も一時期似たような感じの時があった。

平がアルツハイマー型認知症と診断されてからは家族が見な協力して、できることは続けてしてもらうようにしていた。忘れては困る名前や生年月日や住所などは紙に書いて貼って・・・
最終回では平は無表情の様子だった。認知症が進行していることが感じられたが、孫の保育園の卒園式では孫の姿をしっかり見ている平がいた。家族で見守り、介護しているのが想像できた。

認知症の平の変化と家族の想いが丁寧に描かれていた内容だった。

にじいろカルテ 雪乃

「にじいろカルテ」にはまだら認知症と患う雪乃という女性が登場する。まだアラ40なんだけど周期的に自分自身のことも記憶がなくなり、夫のことも忘れてしまう。忘れた時はパニックになってしまう。
親しい地元の人たちはそんな雪乃に寄り添い、気持ちを和らげる為に彼女の言っていることを否定しないで受入れる。そうすることで雪乃は少しづつ冷静になり、落ち着きを取り戻す。

主治医の認知症患者と向き合い方がすごく良かった。通り一遍ではなく、その人にあった対応をしていた。根気がいることだと思うけど、医療従事者の対応次第で認知症の症状や進行にも影響があるようにも感じた。

家族だけではなく地域の人たちとの関係も大事だし、認知症になっても周りとコミュニケーションし、特別な病気ではなく、普通にすることが大切だんだ改めて考えさせられた。

俺の家の話 寿三郎

「俺の家の話」は「俺がいない俺の家の話」で終わった。

寿三郎の認知症は毎回少しづつ進行しているように見える。最初の認知機能テストでは野菜の名前が言えなかったけど、症状が進むにつれ、肝心の能の言葉が出てこないこともあった。
父親の寿三郎を献身的に介護していた長男寿一が父親を看取る前に亡くなる。息子が亡くなったことを忘れてしまっている寿三郎だった。

亡くなった寿一が寿三郎の前に現れ場面。もしかすると認知症からの妄想・・・?とも感じたけど、これは寿一が寿三郎に会いに来たんだと気づいた。

それは重三郎が寿一に言った言葉。
「寿一、お前はたいしたもんだよ、よくやったよ寿一。みんなのことを笑顔にしてくれてさ、奮い立たせてくれてさ。人様の分まで戦って、舞って、ケガして、笑って。そんなやついないよ」
「まあ国の宝にはなれなかったけど、家の宝にはなれたな。家宝にはなれたな。お前は観山家の人間国宝だよ」「いよっ、人間家宝 観山寿一」
そして「これからはな寿一、みんながお前の代わりに笑ったり泣いたりしていくからな」

父親の認知症から始まってデイサービス、在宅介護、グループホーム、看取り・・・親介護にはよく登場するキーワード満載のドラマだった。

最後は長男寿一が亡くなってしまうストーリー。この家族は4人兄弟。寿一が亡くなっても3人の子供がいて、在宅介護はショートスティを利用しながら続くような感じだった。
ただ一言加えるとしたら、gogo家の場合は一人っ子。こんな最終回は有ってはならないと思った。

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