認知症の親の妄想症状あれこれ

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認知症のこと

認知症の症状は人それぞれ

認知症は個人差があり、いろいろな症状がある。
友人、親戚、ご近所の話の中でも認知症の親の症状はそれぞれ全く違う。
gogo家の母は妄想は全くなく、物忘れと意欲の低下が症状としては一番はっきりしていることだ。
物忘れや意欲の低下は友人などと話していても、わりと似たような症状だと思う。
直近の話やしたことを忘れてしまう。着替えやおしゃれに関心がなくなり、化粧も面倒くさくてしなくなったり、着替えた洋服も片づけないでそのままにしておく。

また、全くそれとは真逆でやたらと物を片づけてしまう場合もあるようで、友人の母親は何でもかんでもしまい込むので、どこに何をどうしまったのかわからなくなって困ることが多いそう。一番困るのが通帳やキャッシュカードを入れた長財布がどこにしまったのかわからなくなった時・・・わからなくて探しているうちはいいそうだけど、しまいには盗まれたと騒ぎ出すそうだ。

症状やエピソードは人それぞれの認知症・・・
認知症のタイプによっても違いがあるようだけど、それでも個人差が大きいのが認知症の特徴だと思う。

妄想症状も人それぞれ・・・

認知症でよく聞くのが妄想症状かのしれない。

実家の近所に一人暮らしをしているおばあさん。ご近所を巻き込んで事件さながらの被害を訴えていたことがあった。
怖い男の人が何人も家に入ってきて居座っていて怖くて家に居られないと真夜中にお隣さんのインターホンを鳴らして駆け込んできたそうだ。
そう言われれば無視できなかったようで、おばあさん宅へ行ったところ特に変わった様子もなく家の中もきれいで何事も起きていなかったようだ。おばあさんの様子は怯えた感じだったので、一晩お隣さんは泊めてあげたとか・・・
それから何度か同じことがあったので遠方の息子に連絡したそうだ。
専門医に診てもらったところレピー小体型認知症と診断されたと聞いた。今は施設か病院にいるそうだけど・・・

私の叔母の話・・・
アルツハイマー型認知症と診断されたんだけど、とにかく被害妄想がひどくてお嫁さんに財布を盗まれたとかお嫁さんが不倫をしているとか・・・嫁の悪口なんだか妄想なんだかそれがどんどんエスカレートしていてお嫁さんが可哀そうな感じだった。
よく我慢していたと思うくらいひどかったけど、毎日でもなく、たまに必ず起こるような感じで・・・日常はまだ介護が必要な感じでもなく、被害妄想だけの症状だったのですぐ施設にという状態でもなく、とっても悩ましい問題のように見えた。
突然取りつかれたように被害妄想の症状がでるって、いつ地震がくるかわからないような・・・どうしたらいいか1年ほど親戚家族は悩んでいたようだ。

友人の母親の話・・・
アルツハイマー型認知症と診断された友人の母親。大人しくて上品な印象の方だった。おしゃれで社交的でちょっと目立つ感じの素敵な美人。
被害妄想な感じの症状は父親が被害者というか、可哀そうだった。
母親が父親に女がいるんじゃないかと怒鳴りちらし、女に貢いだ金を返せと凄んだりして、父親は相当参っていたそうだ。
もともと嫉妬するような性格ではないんだけど、夫に若い愛人がいると思い込んでいたようで日常的に父親は責められていたというけど・・・
時期を見て施設に入ってからのとても穏やかに面会しているそうだ。あの被害妄想は何だったのか・・・と不思議に思っているそうだけど・・・

認知症の妄想症状にはどう付き合うの?

「認知症の妄想への対処」とか「寄り添い方」を時間をかけて検索してみた。
専門医や介護サイトをいろいろ見たところはほぼ同じことを言っていた。

現実にはあり得ない事でも親のいう事は否定しないで、親の言っている事をよく聞くようにすること。
何かを盗まれたとか浮気をしているなどの被害妄想の場合は介護してしる家族が加害者のような扱いをされることがあり、それは辛いことだしすぐ否定したくなるなず・・・でも、認知症の本人にとっては妄想だとしてもそれを事実だと信じている。それを周りが否定すればますます混乱してしまうそうだ。否定されることで妄想がひどくなることもあるという。否定しないで落ち着いて話を聞いてあげるのが重要なことだという。

gogo家の両親は妄想症状といったことはなかったので、そのように寄り添った経験がない。妄想症状の話は珍しくないことなので、友人や親戚には経験者が何人かいる。

最初は驚くのでついつい妄想症状の親のいう事を頭から否定してしまうそうだが、主治医や介護士は「とにかくまず話を聞いてあげましょう」と言うそうだ。
話を聞いているうちに落ち着いてくるので、別の話や何か興味のある話などをして被害妄想の気を紛らわすような感じにするそうだ。

実際のところは絵に描いたように上手くいくのか考えてしまうけど、日常でも自分を否定されたり、信じてもらえないことはかなり辛いしキツイことだし・・・
確かに被害妄想の加害者が自分だったら・・・と思うと自分が否定されていることになるし、滅入ってしまうだろうな・・・
できることをやるというか、まずはやってみるってことなんだと思う。

親の妄想症状が重症で介護する方の負担が大きい場合は、親と少し距離をとるのも必要だと思う。親戚の叔母は80代前半の時被害妄想の症状が出るようになった。まずショートステイを利用したり、医療機関に相談して一時入院をしたりしたのが約5年程。タイミングをみてグループホームに入所してからは出来ることをしながら92歳の現在も穏やかに暮らしているそうだ。

介護している家族が一人で抱え込まないことが一番大事なことだと思う。

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