ノーベル化学賞受賞田中耕一さんとアルツハイマー

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認知症のこと

ノーベル化学賞受賞の田中耕一さん

現在61歳のノーベル化学賞受賞の田中耕一さん。2002年にノーベル化学賞を受賞されたのは今でも記憶に新しい。田中さんは島津製作所に研究者として勤務される中、学士でのノーベル化学賞受賞はすごい快挙だった。

2002年のノーベル化学賞受賞後、「5年で血液1滴から数百種類の病気の有無を診断してもらえるようにしたい」と語っていた田中さん。その後も「血液1滴から病気を早期発見できるようにするのが、私の実現可能な夢だ」と語っていたという。
それが現実になったのがアルツハイマー型認知症を判定するための装置。これは脳内のたんぱく質の蓄積状況を血液検査で推定できるのものだという。少量の血液で検査できるので、患者への負担が軽くなるという。2002年のノーベル化学賞受賞につながった質量分析の技術が用いられた装置ということだ。

田中耕一さんは現在、島津製作所のエグゼクティブエグゼクティブ・リサーチフェローとして研究を続けられているそうだ。
それにしても一流の研究者はすごい。本当に世の中のため、人類のために黙々と研究しているんだと感じた。今は新型コロナウイルスでもいろんな専門家や研究者のご意見番がいるようだけど、その一方では田中耕一さんのような研究者がいる。
「生涯現役の技術者でありたい」その言葉に感銘を受ける。

 

アルツハイマー型認知症の根本的な予防と治療へ

 

 

田中紘一さんがアルツハイマー型認知症を判定するための装置。それはアルツハイマー型認知症の原因とされているアミロイドというたんぱく質の蓄積状況を推定をできるものだという。

以前からアルツハイマー型認知症はアミロイドと言うたんぱく質が脳内に蓄積されることで発症するということがわかっている。今までのアミロイドの検査は陽電子放射断層撮影(PET)や、脳脊髄液検査(CSF)で調べるしかなかった。ある医療機関ではPETにかかる費用は300,000円。CSFは患者への負担が大きいという。
もしもこの新しい装置で、検査が今までより簡単でコストもかからずにできるのであれば朗報だし、画期的なこと。今後のアルツハイマー型認知症の根本的な予防や治療へぐっと近づく期待ができると思う。

アルツハイマー型認知症の家族がいる人はアルツハイマー型認知症のいろいろな情報を調べ上げ、新しい情報には貧欲だと思う。なぜなら、アルツハイマー型認知症は完治できないといわれているからだ。
アミロイドが憎らしくて、なんとかできないものかとずっと思っていた。もし、アミロイドの真相に近づければまた新しい光が見えてくると思うし、諦めてはいけないと思う。

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