親ガチャと親介護

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介護etc.

ノーベル物理学賞の真鍋叔郎博士の親ガチャ

昨日ノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋叔郎博士。
彼は東大出身。生まれ育ったのは愛媛県宇摩郡新立村という。高校まで地元で育ち、東大入学で上京。医師の家に育ち、医師を目指していた頃もあったという。

朝の番組では真鍋叔郎氏のノーベル物理学賞受賞の話題の後、親ガチャがテーマになっていた。
「生まれた家で人生は決まるのか?」「SNS&経済格差、若者の現状は?」などの話が進んでいった。東大生の家庭環境が話題になり、「親ガチャ」と関連づけた流れになっていた。
生まれた場所が地方の田舎なのか都会なのか、親の収入は多いか少ないか、実家はお金持ちなのか家柄はいいのか、親の品格は?容姿の良し悪しなどなど。これって子供が選んで生まれてこれるわけがないし、コントロールは不可能なことだ。

ノーベル物理学賞の真鍋叔郎氏は都会で生まれたわけではない。高校までは地元。ここまでは普通の地方出身者。ちょっとそれだけではないのは医師の家に育ったというところだ。
彼は90歳。今から80年近く前の事を考えると社会状況も今とは全然違うだろうけど、親ガチャ的に見れば大当たりだと思う。
真鍋叔郎氏は研究者として長年努力を積み重ね、ノーベル物理学賞という大輪の花を見事に開花させた。育った環境はそのベースが培われるに相応しかったに違いないし、未来だけを向いて思いっきり研究に邁進できたのだと想像する。

 

親介護の親ガチャ

gogo家の親介護が本格的に始まった40代半ば頃、「なんで私だけが大変なのなんだろう???」とかなり落ち込んでいた時期があった。
他の同年代の友人たちは仕事もバリバリやっていたり、どんどん出世していたり、休みが取れれば躊躇なく旅行に出かける・・・まさに自分ファーストな生活。
それに比べて私ときたら・・・仕事は休業、時間が取れれば帰省して親のサポート。どう考えても実家ファースト、親ファーストな生活だ。

親さえ健康で骨折もせず、二人で普通に暮らせていたのなら今までの自分ファーストなペースの生活ができただろうと思っていた。この頃は自分も親ガチャをしていたんだと思う。
今の親ガチャは10代がやり始めたようだ。40代50代は親介護がちらつく世代。10代20代の親ガチャと違うけど親介護の親ガチャをしてしまうことはあるだろう。

ただ・・・私の場合は一人っ子なのに地元にも残らず、東京に嫁いでしまった負い目がある。親ガチャでなく子ガチャだったら親にとっては私は外れってことかもしれない。
気軽にガチャすればいいってもんでもない。

 

親ガチャは比較すること

結局親ガチャは誰かの親と自分の親を比較してしまうから気持ちが落ち込んでいくんだと思う。自分の親は外れで他人の親は当たりだとか・・・
比較する対象がなければ目の前のことをどうやってやればいいか考えることに集中すればいい。
他と比べれば余計な情報が入ってきて、収集する時間も必要だし、上手くできないかもしれない。

やろうと思ったけど自分は元々こうだからやってもしょうがない
どうせ親が親だから無理でしょ

比べなかったら元々のところに納まって上昇すればいいだけなのに、比べちゃうから上へ行こうとする気持ちも削がれていくように感じる。比べても現状は変わらない。比べる時間があったらそれを自分の時間にすればいい。

50代でも親ガチャしてしまうんだから10代20代が親ガチャするのはわかるけど、親ガチャがブレーキになるんならガチャの中味は比べず気にしない方がいい。ガチャは親ガチャだけでなくいろんなガチャがあるわけだし、当たりや外れは時々で変わってくるんだと思う。
ガチャって本来は軽い遊びなんだろうから。

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