介護のお金が心配と思ったら
親介護は始まってみないとわからないことが結構多い。
gogo家でもまずは身近な人で親介護の経験者にいろいろ尋ねたことは多かった。大体のことは具体的に教えてもらったと思う。
ただ、親介護でかかる費用については、その世帯の所得などによって状況は違ってくるので、参考にならない場合もあると思う。
頼りになるケアマネさんにしても、担当している人の家族構成などは把握していると思うけど、個々の経済状況まではわかっていないと思う。ケアマネさんは、あくまでもケアプランを立てるのが大きな役割。介護保険サービスの計画、介護用品の購入やバリアフリーのリフォームなどを介護保険で割引いてもらうことなどは提案してくれると思う。
お金に関わる介護費用の軽減などの制度については、やはり自治体の担当部署に相談するのが一番早いと思う。
役所の担当部署が窓口になっているはずだ。
思い立ったら相談を・・・申請して制度が適用されるまでは時間がかかることがあるので、早めに動くのに越したことはない。
親の資産で得したり損したり・・・
8月1日から始まる介護保険の改定では、介護する親の資産がポイントになるようだ。
親の預貯金などの金額によっては、住民税非課税世帯でも、今までのような負担軽減の補足給付が受けられなくなる。介護保険施設の食費と住居費は介護施設の入所では一番かかる費用だ。
例えば、今まではターゲットにならなかった親の500万円の預貯金。1000万円以上の預貯金でない限り補足給付は受けられた。しかし、今後は500万円の預貯金があるだけで負担が増えるケースがある。補足給付を受ける場合は、預貯金が500万円未満だということを通帳の残高で示し、それと一緒に申請をする必要がある。要は預金残高が500万円以下であればいいということだ。
親の預貯金を介護に充てるのであれば、きちんと文書を取り交わし、費用として500万円の一部を子に預り金としてお願いしておけばいい。
また、親の預貯金は子へ生前贈与することも可能だ。
親の資産のちょっとした金額の差で、介護費用が得したり損したりする。資産があることで負担が増えて老後の蓄えと計画が崩れていく・・・まずは親の資産がどれくらいあるのかを知ることが必要なのかもしれない。
賢く対策してsave money・・・これは安心できる親介護にとって、とても重要なことだと思う。