ベテラン介護士さんも介護年齢で・・・
いつもお世話になっているgogo家の両親の施設のベテラン介護士さん。
比較的ベテランと言った40~50代の介護士さんが多く、介護士さんの勤続年数も長く、入れ替わりがないところが安心できる施設だと思っている。
コロナ禍でここ数ヶ月は電話だけの連絡だったけど、久しぶりに介護士さんたちともガラス越しに会うことができた。顔ぶれは変わりなく、皆さんお元気そうなのが何よりだったが、数ヶ月の間のコロナ禍ではいろいろなことがあったようだった。
40~50代といえば、親の介護が始まる時期でもあると思う。一人の介護士さんはご自身の親御さんの介護中だったけど、親御さんが体調を崩しての入院があったりと公私ともに大変だったそうた。
介護休暇の制度を利用して体調を崩した親御さんの介護ができたと話していた。
仕事と親介護の両立は特にハードなことだったと思う。そんな中でいつもお世話になっていることに感謝しかないと感じている。
仕事も介護も
介護年齢って言葉がある。40~50代は親介護が始まる年齢だと思う。
最近は結婚年齢も出産年齢も高くなっているので、今後は30代からってこともあり得るのかもしれない。
仕事をしながらの親介護。私も一時期遠距離介護をしながら仕事をしていた時期がある。正社員ではないし、自分ができることを仕事としていたフリーランス。ある程度は自分でスケジュールは立てられたし、実家への月一度の帰省もなんとか優先していた。
これが企業に勤務していた場合はなかなか自由に行き来できるわけではない。教師をしている友人は祝日などを帰省にあてて、なんとかやり繰りしていたようだし、夏休みなどのシーズンや少し長めに帰ることもできていたようだ。ただ、ここしばらくはコロナ禍。そうそう頻繁に帰れるわけもなく、仕事柄自粛やリモート勤務も可能ではないので、1年以上は帰省していないでいるという。
教師の友人は定年までは働く気でいたけど、コロナ禍の状況によっては早期退職しようかと真剣に考えているようだ。
近距離介護も移動に時間がかからないだけで、感染予防のためにやることは同じだし、日頃から多くの人と接する機会がある場合は親と会うのも一苦労だと思う。
親介護には思いの外お金がかかる。ぎりぎりの状態では長続きできない。コロナ禍が続いて介護退職が増えなければいいのだけど…
仕事と親介護の見通しは・・・
遠距離介護も近距離介護も在宅介護も、親介護の最初の準備は役所に入ったり、介護事業所と面談したり、要介護の認定を受けたりと同じだと思う。
これが日程的に思い通りにならなかったり、何度も出向いたりと時間も日数もかかることがある。
何度も行ったり来たりするよりは、ある一定の期間を集中して準備できれば一気に見通しが立ってくる。
事業所や役所の担当者の予定などもありだけど、方向性がきまれば介護保険制度に乗っ取って手続きが進んでいく。
今後のプランが決まれば、遠距離介護でもヘルパーさんのサポートやデイサービスなどの利用で親介護の見通しが立ってくると思う。
できれば親がその生活に慣れるまでの少しの間、寄り添えられればより安心だと思う。それと親のご近所や親戚、交友関係で何かお願いできることがあればより安心だと思う。
親介護の準備がしっかりできれば、仕事と介護の両立も見晴らしがよくなると思う。
どうすれば今の生活、そして将来のことを犠牲にしないで親介護を続けられるか…gogo家の施設の介護士さんも介護休暇の制度を利用して体調を崩した親御さんの介護ができたそうだ。介護休暇、介護休業、介護給付金などの制度をしっかり調べて上手く使いながら仕事と親介護をしていく選択肢も確かにある。
介護休暇や介護休業は申請し辛い職場環境もあるだろう。特に40~50代といえば働き盛りの真っ只中でもある。まずは制度の事を詳しく分かった上でできることを考える。それにはまずは制度を知ることが大事だと思った。