新型コロナウイルスが突然現れて全く経験したことのない今の状況はいろいろなことを考えるきっかけにもなっているような気がします。
介護や介助が必要ではない高齢者だったらどんな暮らし方がいいのかと考えることが多くなり、今のwithコロナ禍ではどんな暮らし方や住まいがいいのだろうかと気になっています。
老後にはどんな暮らし方をしているんだろうか。
gogo家の両親が有料老人ホームに入居しているので、自分としては介護や介助が必要になったら迷わずに安心して暮らせる施設を選択すると思っていますが、自立して生活していたらどうしようかと主人ともたまに話すことがあります。
自宅に住まう
義理母の住まいは一軒家の自宅です。特にいつもと変わらずに過ごしているようではあるけど、行動範囲がかなり狭まっているのがかなりストレスになっているようです。これまで何年も続けている合唱、フラダンス、リズム体操など週5日は何かしらの予定を入れていて、1日中自宅に居ることはなく常に誰かと会うのが日常になっていました。新型コロナウイルスに感染すると高齢者が一番リスクが高いと言われているので、義理母たちが集う習い事やお食事会はすべてキャンセルが続いている状況のようです。近所のお友達とはたまにマスクのままでお茶しに出掛けてはいるようですが、一番の親友は高齢者マンションに住んでいるので外出はまだできるだけ自粛するような状況のようで、LINEのビデオ通話だけで我慢しているんだとか。
義理母が一番心配しているのはいつも出掛けていたのに急に動く時間が少なくなった為に筋力が落ちてしまうのではないかということ。熱中症にならないように考えながら少し気温が下がった夕方などに近くの公園までウォーキングに行ったりはしているそうですが。
このwithコロナ禍でも義理母は自分の意志で自由に過ごしています。自分の家で家族には感染予防については多少口うるさくされているようですが・・・
義理母は娘の義理姉と二人暮らしなのでシンプルですが、3世代8人家族というご近所ではまた違う感染リスクがあります。80代夫婦はなるべく現役世代家族とは接触しないようにしているんだとか・・・
家族構成によっても自由度が変わってくるのかもしれません。
高齢者マンション住まう
義理母の親友の方の住まいは高齢者専用マンションです。何度か伺ったこともあるのですが、仕様は普通にタワマンです。エントランスにはマンションにもお馴染みのコンシェルジェのような方が常駐していて、伺うと名前を申告して入館許可証のようなものをもらいます。
先月までは不要不急の来訪は自粛のようでした。なかなか家族とも直接会えない日々が続いているのはgogo家の親と同じような感じです。いつもなら銀座とか丸の内まではマンションのバスが巡回しているので、気楽にお買い物やらお食事やらお出かけできるのですが、それもよほどの用事ではない限り自粛要請は続いているようです、
そのマンションは介護、介助が必要ない方にとっては普通のマンションなのです。何かの時にサポートしてくれるシステムがあることや併設のクリニックがあることで高齢者マークがついているようです。お食事は3食全部自炊の方はいないそうなので大体の人が1日に1度は併設のレストランを利用するそうです。
お元気な高齢者の方がたくさん住んでいのるので特別なマンションだと意識したことはありませんが、スタッフの方は住人の健康状態などの日々チェックしているそうなので、こういう時期だからこそスタッフの方と住人の方とのコミュニケーションは需要なようです。
本当に何かの時は心強いし安心できます。例えばマスク(アベノマスク以外の)や消毒液などは配布され、
コロナ対策も万全にするためには間違いのないように外出や訪問者などが制限されるのは当然だとも思います。
義理母の親友もたまには義理母とお食事でもしたいのでしょうし、用事があると言って出かけるられないこともないのでしょうけど、万が一を考えるととても外出する気にはならないと言っているようで。義理母と同じく近隣お散歩ぐらいはOKとなので同じ住人の方と時短のお散歩だけは続けているそうです。
どちらにしますか?
老後の住まい。自宅と高齢者マンションだったらどちらに住みたいですか?
自宅でもマンションもあれば一軒家もあり、高齢者マンションといってもいろいろな形態があります。
何もない平常時だったら考えないこともこのようなコロナ禍の今だとより多くのポイントを書きだして気になってしまいます。
いつもならどこでも自由だし誰とでも会える。でも今はそうはいかない非常時のような時・・・
自宅でも高齢者マンションでも似たような不自由さはあります。
自宅は家族単位での感染予防だし、高齢者マンションでは共用するスペースもあるので住人単位での感染予防であり、大多数が高齢者です。感染リスクが高い高齢者同士でお互いに感染予防するのは皆が同じ状況にあるわけなので自然に受け入れられる気がします。
自宅の場合は家族構成によっては自分だけが高齢者という場合もあります。家族の中の一人だけがやけに慎重に感染予防をすることになるかもしれません。自由と安心を同時に考えるのも大変なことです。
この先いつまでwithコロナが続くのか全く想像できませんが、自分が高齢者になった時、そして今のような状況での想像力はいままでよりは間違いなく備わってきたんだと思います。
今までは老後の住まいは何となく妄想的に話すことはありました。50代のいまだからこそ先の10年後20年後をこれからはちょっと現実的な目で見据えていきたいと思います。