父親の介護の予感
年下の親戚の独身アラ40娘からちょくちょくメールがくる。彼女には姉がいる。
姉も独身アラ40。妹の方は父親と同居していて一般企業でバリバリ働いている。姉の方は医療従事者でこちらも仕事人。仕事第一でもう結婚はする気がないのか、しなくていいのか・・・
どちらも立派な社会人。しっかり自立しているし、お一人様でも十分に生きて行けるし、年上の私からしてみれば眩しい存在の二人だ。
70代の父親は特に持病もなく健康面では何の心配もしていなかったけど・・・
全く思ってもみなかった父親の急病。緊急入院してすぐ手術、約1ヶ月入院していたそうだ。
父親は退院して自宅に戻ってきても日中は一人。母親が数年前に亡くなってからは自分の身の回りのことは自分でしていたようだ。妹の方と同居しているけど、基本的には自分のことは自分でする。自分の生活費は自分が出し、世帯は一緒でも家計は別々のようにしていたそう・・・
父親が退院後はすぐには以前のようには動けないので、その負担は妹の方にきてしまう。お金のことは特に問題ないにしても、今までは自分のことだけすれば良かったのに、今度は父親の洗濯、食事などの面倒をみることになり、かなりのストレスになっていたようだ。
これがいつまで続くのか・・・しばらくすれば元のように自分のことは自分でというスタイルに戻れるのか・・・それは父親の治療経過次第らしい。
姉妹でどうなる?父親の介護
退院して3ヶ月経ったけど、まだまだ彼女たちの父親の体調は回復していないらしい。
毎月1回は病院に2、3泊しての治療があるらしく、薬の副作用で手足がしびれることもあるそうだ。そうなると家の中での移動にも支障があるらしく、手すりを付けたり、歩行器が必要なこともあり、介護認定も受けたと言っていた。
これはかなり想定外なことで、まさか自分たちの父親が介護認定を受けることになるとは全く思ってもいなかったようだ。
病気をして治療の過程での介護認定・・・治療が上手くいけば元のように歩けたり、自分のことは自分でできる可能性はあるので、今だけなのかもしれないけど、父親に介護が必要なのは今の現実。
日中は一人なので、食事は宅配だと受け取るのが大変なので、ヘルパーさんに作ってもらっているそうだ。トイレも体調によっては歩行が難しい場合もあるので、ポータブルやリハパンなどで様子をみているらしい。
今は治療の最中なので、これからのことは治療次第でどうなるかわからないのが正直なところだと言っていたけど・・・
姉妹で働きながら父親を介護する?
もし、このまま彼女たちの父親が回復せずに介護が必要な状態が続いたら・・・
一人暮らしの姉の方も実家に戻って同居して姉妹2人で父親の在宅介護を考えているのだろうか・・・
ただ姉の勤務先は実家から車だと片道2時間ほどかかるので、同じ職場のままの同居は現実的には難しいのかもしれない。
彼女たちもgogo家のことはよく知っているので、いずれは施設の話をしようかと考えているようなことも言っていたけど・・・彼女たちの父親はまだ70代前半なので、施設に入居するのは間違いなく抵抗があるとも言っていた。
在宅介護の体制が上手くできればいいんだろうけど、働き盛りの娘2人だし、もしかしたら結婚することもあるだろうし、そうなったら出産もありうるわけで・・・そうなると在宅介護がダブルケアになっちゃうかもしれないし・・・
自分に置き換えても結構難しいものがあると考えてしまう。
いっそ一人っ子なら自分しかいないと考える。その方が選択肢も限られるから覚悟が決まるんだけど・・・
介護って家族構成やその環境によってそれなりの選択を迫られることがある。
彼女たちの今後が気になって仕方ない。