謹賀新年。
昨年は人と人の繋がり、言葉の大切さが染みた1年でした。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
🎍cheers
母が着物を着たこと
今年は初めて写真を入れた両親の年賀状にしてみました。
11月に帰省した際、母親のお誕生日を祝う会を開いてくださった施設のスタッフの皆さん。
皆さんのおかげでとてもいい写真がたくさん撮れました。コロナ禍にあって限られた帰省の中で、両親と私達夫婦の4人での時間も考えて頂いて、感謝感激のお誕生会でした。あの時の写真で記念の年賀状もフォトブックも作れました。
考えてみればここ数年で一番印象に残った出来事だったかもしれません。いつでも会えるといった日常ではない今、1枚の一緒に写った写真がこんなに貴重なものになるなんて想像もできなかったことだと思っています。
自由に行き来できる日常だったら写真を撮ることも意識しなかったし、写真に一緒に収まることは特別なことだなんて感じることもありませんでした。
主役の母は数年ぶりで大好きな着物を着ています。大腿骨骨折の影響で足の筋力が衰えてきている母・・・
私は母が着物を着ることを半ば諦めていました。それを施設のスタッフの方達のサポートで着付けも手伝っていただき、立派な訪問着姿でのお誕生会。母も以前は週に1度は必ず自分で着付けをしていました。久しぶりの着付けでも順番とか抑えどころとかはしっかり身についていて、着付けをしている際もかなりスムーズにできていました。
最初から無理だと思うことは私が勝手に考えていたことなんだと、はっとさせられたというか、目から鱗状態というか・・・
母が着物を着れたことは、コロナ禍が今までの凝り固まった考えを和らげてくれたような気がしました。
今年のコロナがどういう状況になるかわかりません。でも、こういうときだからこそ自分だけの考えに拘らず、人と人との繋がりを大事にして前向きな年にしていければと思っています。
両親の写真入り年賀状
両親の毎年の年賀状は、和風のデザインで干支が入っているもので用意していましたが、今年はいつもの年と違う写真入り。
最終的に写真入りにしたのは両親の希望もあり、昨年は知人に会える機会がなかったし、たまには写真をいれようという事に。
母も着物の写真をとても気に入ってくれたので、一番美人に見える1枚を選んでみました。
元日に両親の年賀状を送った親しい親戚や両親の友人数名から私の携帯に電話がきました。昨年1年会ってない人や2、3年会ってない人・・・皆両親の元気な笑顔と、やはり母の着物姿にびっくりしていた様子でした。
「まさにお正月のサプライズ」
アラ90の夫婦が仲良く手を繋いで照れている笑顔の表情に、涙が出てきたという人もいました。
コロナ禍でどうしているだろうかと思っていたとか、元気かどうか電話したかったけど遠慮していたとか・・・
親しくしていた人たちは会えなくても両親のことを変わらず気にしてくれていて、本当にありがたいことです。
「とりあえず写真と同じで元気ですよ!!コロナが落ち着いたら遊びに下さい!!携帯に電話してみてください」と話して、皆さんの元気な様子も伺えていい年明けになりました。
今年のお正月はいつもと違う特別なお正月なんだと実感しています。