8050問題・・・
ひきこもりの子供。その子が50代になってしまう。50代のおじさんやおばさんのひきこもり・・・
親の年齢はというと80代。後期高齢者と言われる世代。
その高齢の親が中高年になった子供の面倒をみている。これは社会問題の一つ。
50代子供には収入がないから親の年金が生きる糧になる。
高齢の親はだんだん体力的にも衰えが始まっていく。やがて介護が必要になる場合もでてくる。
8050もいつかは9060になるかもしれない。親が生きているうちは親の年金でなんとか生活できたとしても、親がいなくなったらどうするんだろうか・・・
そもそもひきこもりって言葉が言われ始めたのは1980年台あたりからしい。その当時、思春期だった世代の若者がひきこもりになったとしたら50代前後か。
それから30年が経っていることになる。当時のひきこもりだった彼らは40代とか50代・・・それって私の世代ってことか・・・
確かに実家に帰るとたまに周りからそんな話を聞くことがある。同級生の家の話とか・・・
中には高齢の母親がひきこもって何もしなくなった息子の面倒をすべてみているような例もあるようだ。何となく高齢の親が中年の子供を介護するようなイメージ。
2025問題ってあるけど、2025問題と8050問題って隣あわせにあるような気がした。
中村玉緒さんの介護生活
女優の中村玉緒さんが娘さんの介護をしているという記事があった。
中村玉緒さんは82歳。その娘さんは58歳だという。記事の見出しからは中村玉緒さんが介護されているのかと思った。読んでいくとそうではなく、玉緒さんが娘さんを介護しているという内容だった。娘さんは体調を崩して車椅子生活になっているそうだ。娘さんは個人事務所の社長として母親を支えていたんだと思う。
それができなくなって、今度は玉緒さんが娘さんを支えることになったということなのか。
娘さんはひきこもっていたわけでもない。彼女は車椅子生活で介護が必要になってしまい、将来は自分が母親介護をする覚悟でいたんだろうけど、立場が逆転してしまった。
今玉緒さんはその娘さんとは不仲になっているという。いつも一緒だった彼女たちだったけど、別々に暮らし、娘さんの介護はもうしていないそうだ。
介護をするようになって二人の仲は変わっていったんだろうか・・・
家族が付かず離れず介護することは関係性に問題が生じる場合もあるんだと思う。玉緒さんのように介護のプロにお任せして自分は仕事をするというのもありだと思う。
8050問題もあるけど8020運動もね
玉緒さんのように経済的に自立していればいいけど、そうでない場合は年老いた親が子の介護をずっと続けるいくのだろうか・・・
親が生きているうちは親の年金や蓄えでなんとか生活していけるけど、それがなくなったら・・・
想像するだけでもやりきれない気持ちになる。
もし自分が病気や怪我で介護が必要になったら・・・?
gogo家の親は介護が必要だし、施設で暮らしている。自分が自由に動けなくなったら、親にももう気軽に面会にも来れなくなる。今そんなことになったら、最初は主人にサポートしてもらうしかないかな・・・
介護度が進んだら、できれば施設に入ることが希望だ。やはり身内に面倒をみてもらうのは気が重い。ずっと自宅で過ごしたいとも思わないし、介護のプロに仕事として介護してもらうのがいいと思ている。
でも理想は、高齢になっても自分のことは自分でできることだ。
8020運動というのがある。
80歳まで20本は自分の歯を保っていこう・・・だそうだ。
虫歯になっても20本あればいいそうで、インプラントや差し歯でもいいし、入れ歯でもしっかり噛むことが大事なことだそう。要は自分の力で噛めることが大事で、それは認知症予防にもなるという。健康で長生きの為にも歯はとても大事なんだということだ。
8050問題とか8060とか考えると、気分が重くなる。8020運動を目標に前向きな老後を想像してみようか