綱渡りあり拘束ありの親との再会

スポンサーリンク
コロナ禍と介護

コロナ禍の遠距離介護は綱渡り・・・

東京都の新型コロナウイルスのサイトでは昨日の陽性者は2909人。PCR検査数は17267人のようだ。感染者が減ってはいるけど、それが本当にピークアウトの流れなのかが気になる。また新たな変異種が見つかった話もあるようで、まだまだほっとできない。

今の状況は全国の都道府県の半数ほどが緊急事態宣言下にある。どの知事も県境をまたぐ移動は自粛するようにと言っているし、人流を抑えないと感染者は減らないと。
そうなると遠距離介護をしている場合の帰省はなかなかすんなりいかない。一番困るのは新型コロナウイルス持ち込みで地元に来てしまった時。2週間待機している間に発症してしまったら地元の医療機関のお世話にならないといけなくなる。帰省する直前のPCR検査では陰性であっても、潜伏期間がある。帰省して数日後に実は感染していたって話は珍しくないようだ。

私の地元でも毎日感染者が発表されて、その中には県外在住という人も目に付く。介護帰省や出張や旅行者かもしれない。
今帰省している私はワクチン接種は2回済みで、帰省直前のPCR検査は陰性だった。今は2週間の待機中でドキドキしているのが本当のところだ。綱渡り状態といってもいい。親の遠距離介護は不要不急には当たらないと思う。家族のことでは絶対帰らなければいけない時はある。今まで月1とか都度の帰省で親の一人暮らしが守られている家もある。それができなければ暮らしが壊れてしまう。
綱渡りかもしれないけど、それでも遠距離介護が必要な場合は帰省しなければならない。それもコロナ禍の現実だ。

 

遠距離介護から在宅介護にしてみたら・・・

定年退職したご主人と二人暮らしの友人。実家にはお一人暮らしのアラ90のお母様がいる。お母様は要介護2で少し物忘れがあり、背骨を骨折してから歩行が大変だという。
今までは主婦である友人が地方の実家と横浜の自宅を行ったたりの遠距離介護を続けていた。ご主人が定年退職したことで時間も取れるようになった。試しに夫婦で彼女の実家に住んで在宅介護をしていた・・・でもその直後に新型コロナウイスルの感染者が出てきて、様子を見ているうちに緊急事態宣言。当初は在宅介護が慣れてきた3カ月後に1週間程お母様にショートスティをお願いして一旦横浜に戻る予定だったけどできなくなったそうだ。

在宅介護をしていれば定期的にショートスティを挟んでケアラーが自分の用事をしたり、気分転換をしたりは必要なことだと思う。それが長くできる秘訣だし、そのための介護保険だと思う。
コロナ禍はそういったことも気軽にできないわけで、長距離移動は難儀な話。移動すれば2週間の待機がセットになるので、プラス2週間の期間が必要になる。拘束2週間…
そして戻ってくればまたまた2週間の待機。元の生活に戻るまでまた2週間何もできなくなって、ショートスティから帰ってくるお母様との再会だってその待機の間はできないってことだ。
結局実家から横浜の自宅へは帰れずじまい。
その後はご主人だけは感染状況を見て、車で何度か行ったり来たりしているそうだけど…移動の往復の度にPCR検査をしながら…

今しばらくはこんな感じでやり過ごしてはいるそうだ。

 

施設にいる親との1回の面会にも2週間はかかる

今帰省して待機している間は、車での移動で、窓越しでの面会はできている。窓越しもペアガラスなので声は聞こえず、顔を見ながら電話での会話。
地元でも感染者が増えているので、市町村ごとに緊急事態宣言のような状況。外出はいつもの半分にという御達し。

今回は母の骨折のアクシデントがあり、年内いっぱいは実家滞在の予定。その間に今後どうするかは考えることになりそうだけど…
とりあえず、長期滞在なので2週間の待機でも長くは感じない。昨年は1週間の滞在の為の10日程の待機だった。しかも、東京の自宅に戻った時も2週間程の待機があり、1ヶ月ほど不自由な生活となった。

デルタ株になってからは厳重に14日の待機。それが地元のガイドラインのようだ。
車で帰省した友人は車だから施設の親にすぐ会えるかも!!と考えていたようだけど、緊急事態宣下の東京からの帰省はバレバレだし…2週間後に面会に来るようにと言われたそうで、1回の面会の為に2週間ホテルで待機。親との再会には想像以上の時間を要する。
車で来ていたから気晴らしにドライブもできたようだけど…外にも出れないし、なかなか辛い2週間。食事はドアの前に置いてもらっていたとか。待機の2週間は拘束の期間だったと後で長電話に付き合わされた。
自粛の待機って確かに拘束って感じがする。親との再会がこんなに大変なのって有り得ないんだけど…

にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ

にほんブログ村 主婦日記ブログへ

タイトルとURLをコピーしました