車椅子の親、寝たきりの親、遠距離介護の娘でも投票はできるの?!

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介護etc.

10月31日は衆議院選挙

10月31日は衆議院選挙。
高齢化社会だし、投票したくてもできない高齢者て案外多いのでは・・・

gogo家の両親も二人とも外出は車椅子だし、父は脳梗塞の後遺症で字を書くのが難儀。投票用紙に投票する候補者の記名することぐらいはできそうだけど、机の高さとか、周りに他人がいると思うと気を遣ってゆっくり書けないような気がする。
手すりや杖を使って歩く場合もその投票所次第だと思う。投票所が全部バリアフリーということではないだろうし・・・

「父に10月31日は投票日だよ」と投票入場券のはがきを見せたら「投票するんなら♥党だろ」と言っていた。
投票するんならってことは最初から投票所には行かないということだ。行きたいんだけどいろいろ面倒をかけるし、行けないってことだと察する。
「リモート投票はないのか」と父。私もリモート面会もあるのだから投票だってあってもいいと思う。コロナ禍だからネット投票とかマイナンバーカードを上手く使ってできないものだろうか・・・

あーまた今回も親は選挙に参加したくてもしないってことだ。

 

要介護5なら郵便投票できるんだって?!

 

gogo家の両親が投票できる方法はないのかとちょっと検索してみた。
どうやら郵便投票というのがあるらしい。もしやできるの?!と思って調べたけど、gogo家の両親はというと対象外だった。

郵便投票できるのは歩行困難な重度の身体障害者や要介護度が最も重い要介護度5の場合それと今回の特例として新型コロナウイスルに感染して自宅または宿泊施設での療養者である場合。この2つの場合のみが郵便投票が可能ということだった。
考えてみれば、要介護度5の高齢者は施設に入居している場合が多いと思う。施設によっては施設内での不在者投票が可能という場合もある。しかし要介護4以下で不在者投票できない施設の親や在宅介護中の親は投票所に行って投票するしかないということだ。

gogo家の両親はともに要介護3。投票所に出向くのは車椅子で。当然介助する人も必要になる。しかも投票所まで介護タクシーを予約しなければならない。
ならば施設ごと投票したい入居者をバスなどで投票所に連れて行くというのも頭に浮かんだけど、かなり時間と準備がかかりそうだ。
逆に投票できるように選挙管理委員会などで巡回してくれればその方が広範囲で回れるし、確実なように思う。

今の制度では郵便投票できるのは要介護5だけ・・・要介護3や4の場合は自分で出かけられないことが投票所に行けない大きな理由のような気がする。特に高齢者には、今まで普通にやってきた社会参加ができなくなることで、疎外感を感じてしまう場合はないだろうか・・・

できるだけ多くの高齢者が選挙に参加できるように、投票制度や投票方法を工夫して考える時期にきているのではないかと思う。

 

遠距離介護で実家滞在でも投票できます

帰省中の私の場合、10月31日もまだ実家にいるだろう。ということは今回の衆議院議員選挙では投票は無理ってこと?!ってなるけど・・・いいえ大丈夫です。

 

選挙期間中(公示日(告示日)の翌日から投票日前日まで)に仕事やレジャー等で遠隔地に滞在していて、選挙人名簿に登録されている区市町村で予め投票できない場合は滞在先の選挙管理委員会(不在者投票所)で不在者投票をすることができる。
宣誓書(兼投票用紙等請求書)をWebでダウンロードか電話で請求して入手し、必要事項を記入して、選挙人名簿に登録されている選挙管理委員会に郵便で送付する。
後日レターパックで投票用紙、衆議院広報、不在者投票用封筒が送付されてきた。これで土曜日までに実家近くの不在者投票所まで行けばいい。
できるだけ余裕を持って準備するのが確実なので、この制度は前もって知っていることが必要だけど、一度覚えれば不在者投票する際は早めに手配できると思う。
すでにこの制度を知ってから何度か投票しているのだ。

遠距離介護や用事で実家に滞在する場合でも選挙で投票できるのは自分が当事者になるまで知らなかった。投票に必要な投票用紙、不在者投票用封筒を取り寄せるのはひと手間だけど、これで投票できるのなら便利な制度だし、もっと知ってもらいたいと思う。

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