要介護認定って?
親が生活するのにいろいろと難しいことが増えてくるようになり、そろそろ介助とか介護のことを現実的に考える時期だと感じたら・・・
親の介護を真剣に考え始めるタイミングとしては、けがや入院などで以前のように自立した生活できるのかどうか不安に思った時が多いようです。きっかけはいろいろあると思いますが、親の生活が変化するのは、親の心身に何かしら変わったことが起きる時かもしれません。
gogo家でもそうでした。
父は脳梗塞で入院し、その間に病院の担当者からケアマネさんや要介護認定の説明を受けました。母の時も2回目の大腿骨骨折の時。病院の担当者から退院後の生活相談の際にいろいろな説明がありました。
2人とも要介護認定を受けて、介護保険のサービスを受けられるようにする事を勧められました。
要介護認定というのはまず各市区町村の介護関連の窓口での申請が必要となります。申請後に役所から任命されている認定調査員が本人の日常生活の状況や身体機能などを調査する為に自宅まで訪問に来ます。その結果は約1か月程度でわかるようです。
要介護認定の結果、要支援が出た場合は調査地域包括支援センターに相談、要介護が出た場合はケアマネさんに相談することになります。要介護の場合は自治体から地域のケアマネさんののリストから、良さそうな方に依頼し、自宅訪問してもらってどういうサービスを受けるのがいいのかなどを相談します。
gogo家の地元もそうですが、地方などは口コミでケアマネさん情報などは入手しやすいのではないかと思います。
要介護認定を受けて始めて、介護サービスの提供が受けられます。
介護サービスには例としてヘルパーさんの訪問サービスやデイサービスの利用、ショートステイの利用などや介護用品のレンタル、バリアフリー化の為の自宅改修、介護施設への入居などがあります。
要支援、要介護もその介護度によって受けられるサービスの範囲が定まっています。介護度に応じた支給限度額が決まっているので、この限度額内でケアマネジャーが具体的に必要なサービスなどをケアプランとして作成してくれます。介護サービスは支給限度額内での自己負担額1割から3割で使用が可能となります。
要介護認定は親子関係次第
介護認定は皆が自動的に申請できるものではありません。大抵は家族が申請する場合が多いと思います。
申請すると役所から認定調査員が自宅に調査の為にやって来ます。人によっては他人が自宅に来ることに抵抗感を感じることもあるようで、知人の親御さんは申請したことを知らずにいた為、認定調査員の訪問の際ひと悶着あったのだとか。家族も事前に相談しても嫌がると思っていたということでした。
gogo家の両親も介護認定は受けたものの、実際に介護サービスを受けることにはずっと難色を示していました。
デイサービスやショートスティを利用するまでは結構な時間がかかったのです。
自分はまだ介護なんて必要ないとか、そんな年寄り扱いするなとか・・・とにかく納得して介護サービスを受けるようになるまでは大変でした。
ヘルパーさんに関してもそうでした。母は他人が家に入るのには全く良しとせず、自分ができるから結構です!!という感じで・・・結局私の帰省期間が長くなっていきました。
要介護認定は必ずしも単純に進むことではないと感じています。
親の気持ち次第というか、親子関係次第というか、親が納得していないとなかなかスムーズにはいかないのだと思います。親の介護をしていく中で、信頼できる親子関係も意識するべきなのかと・・・
申請から認定を受け介護サービスを受けるまでには、数ヶ月かかるといいます。
要介護認定って親介護していく上でのまず最初にする事のような気がします。安心して無理のない介護を考える上でも親とよく話をし、コミュニケーションを上手くすることも大切なことだと思います。