ケアラーとは介護や看病、療育が必要な家族や近親者を無償でサポートする人のことをいうらしい。
ヤングケアラーは18歳未満で家族の介護を担わざるをえない「子ども・若者たち」を指すそうだ
ヤングケアラー
今朝のNHK「おはよう日本」でヤングケアラーの特集を見ました。
朝の支度をしながらだったのでところどころでしたが、ヤングケアラーのことはネットやテレビで取り上げられることが時々あります。
しかし今コロナ禍ということもあり、ヤングケアラーと同じように以前から問題視されていることがコロナの陰に隠れてしまっているような気もしました。
今日の番組では15歳の高校生が脳性まひの母親と10歳の弟の世話をしていて、家事をうまくこなしている様子が映されていました。両親は12年前に離婚されていて、 週に二度、ヘルパーさんがきているそうですが・・・
介護いうとgogo家でもそうでしたが、老親を子供がする例は普通にある話です。介護保険で介護サービスを利用して在宅介護をできるだけ負担を軽減することができます。私自身は一人っ子なので一時期は両親の在宅介護をしていたこともあります
。私のような当時40代の専業主婦が、二人同時に要介護2と3の親の介護ですら精神的に体力的にも辛いものがありました。それが15歳の高校生が毎日毎日このような生活をしていることを考えると本当に胸が苦しくなりました。
15歳といえば自分のことだけ考えればいい年齢だと思います。友人、部活、勉強のことにか頭にないのが普通だし、自分そうでした。しかし彼には親の介護と兄弟の世話や家事があるので普通の高校性のような生活ができる状況ではありません・・・
このような状況が続けば彼の将来はどうなってしまうのか・・・かなり朝からショックを受けました。
ヤングケアラーのサポートって
15歳の彼のようなヤングケアラーのサポートはどうなっているのでしょうか。
近くに親しい親戚や大人の知人がいればいろいろな制度など詳しく調べてくれたりもするでしょうけど・・・
私が両親の介護が始まった時も目の前のことからし始めて、それから少し遠回りながらも、知らなかった介護保険のことや介護サービスのこと、そしてお金のことなどが少しずつわかっていきました。そうして人に助けられて一人で頑張らない状況になっていったことは、まわりにいた人たちがサポートしてくれたお陰です。
彼の場合は未成年でこのような生活が続いていることは何か利用できる制度とかないのでしょうか。
これから少子高齢社会はすぐにやってくる勢いです。ヤングケアラーでなくても20代で祖父母や親の介護を一人で担っている若者もあわせればその数は17万人とか・・・これから働き手の若者が家庭の事情で介護に時間をとられ、将来に備えた勉強もできない、そして仕事もできないなんて今の令和の時代に信じられない話です。
問題があるということしか言えなくて情けないのですが、あまりにショッキングな話だったので、まずは考えることから初めてみたい思いました。