ちょっとだけ心配な親の行動

お友達のお母様は80歳。お母様の暮らすご実家とは車で3時間程。お母様は自分のことは自分でできるお一人暮らし。
ただちょっとだけ心配なこともあるそうで・・・
異常に暑かった今年の夏。
たまたま彼女が実家に寄った日も34℃の予報で猛暑といわれる日だった。実家の中に入るとクラッとするほどの暑さに驚いた。窓は開いていて扇風機は回っていたけど、エアコンはついていなかったと・・・お母様は「そんなに暑くない」「エアコンの風がっ嫌い」と言ってエアコンはつけてなかったんだとか。
さすがにリビングは36℃もあり、すぐにエアコンをかけたら「涼しい」とお母様。とりあえずエアコンをつけないと熱中症になることをしつこく話してきたという。
実際に熱中症で搬送されたり、家の中で息絶えていた高齢者のニュースも時々目にする。高齢になると暑い寒いの感覚が鈍くなってくるのか・・・この冬は寒くてもエアコンをかけないでいるんだろうか・・・と心配にもなる。
親の様子が以前とちょっと違うと子としてはかなり気になってくる。そうなったあたりから親の見守りを意識するようになる。まずは見守りから・・・私もそうだった。
一人暮らしの親の心配事
少しづつ離れて暮らす親の心配事は増えてくる。
特に異常な暑さのこの夏はエアコンをかけているかが心配だったらしい。
高齢者はエアコンをかけるのを嫌がったり、忘れたりするのはよく聞く話。猛暑の日はエアコンをつけないと熱中症のリスクが高くなる。実家の気温をチェックしてエアコンをかけているかどうか電話で確認しているそう。
夜間にも心配なことがある。お母様は夜間に必ずトイレに起きるそうでそれも不安の一つ。トイレに起きる時間帯はいつもだいたい同じで10時頃寝て、1時と4時。朝は早いので6時過ぎには起きるそう。起きてからは心配ないけど、寝ている時間は寝ぼけたり、しゃんとしていなかったりで転倒が不安だそうだ。
寝室にポータブルトイレを置くほどでもないし、寝室からトイレまでもそう離れてはいないそうだけど、スリッパに足の指をひっかけたり、ちょっとし拍子で転んだりしないかとか、毎晩気になっているみたい・・・
見守りカメラでの監視なんて絶対イヤ
そこまで気になるのなら、遠隔でさりげなく見守れないかと・・・
一度は見守りカメラを設置することも考えたそう・・・ただ、お母様に相談したら「見守りカメラで監視されるのなんて絶対イヤ(怒)」「親子でもプライバシーの侵害じゃないの(怒)とかなり気分を害してしまったようだ。
彼女のお母様みたいに自立して生活できていれば、見守りカメラに拒否反応があるのはよく理解できる。gogo家の両親も似たような感じで、見守りカメラの話をしたことがあったけど、ちょっと険悪なムードになったっけ・・・
なかなか話は進みそうにないので見守りカメラはアウト。それ以外になにかできることがあれば・・・
お母様が納得できる見守りツールがあるかどうか・・・
まずはゆるい親の見守り
見守りカメラを親にNG扱いされたら・・・
設備や面倒な契約が必要なくて、費用もあさえられるもの・・・
最近は家電感覚でスマホなどど連動して離れた親を見守れ見守り家電があるようだ。
私が探していた10年ぐらい前はなかったけど、高齢社会になるにつれ便利なものが登場してきた。
最初から見守りカメラはハードルが高いので、見守り家電でゆるい親の見守りから始めてみる。
親の見守りはプレ介護だと思う。ますは離れた親の1日の過ごし方がわかればこれからのヒントにもなるだろう。親のことを知ることで親との距離感も変わってくると思う。
万が一見守りの中で不測の事態が起きた時の為に、実家ご近所や親戚とのコミュニケーションも遠距離介護では大事な事だと思う。日頃から万が一の時に連絡できて頼れるようにしておくのも親の安全に繋がることなので、合わせて考えたいものだ。


